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親を好きになれない

毒入り危険

私の父親は、煎茶には農薬などがかかっているので、一煎目は飲んだら健康に悪いと思ってました。
そういう考え方もあるんだな、お茶屋さんには相当失礼だと思うんだけれども、一煎目を飲むのが嫌な事を責めるつもりはない。
ただ、父がお茶を飲みたくなった時に、他にお茶を飲みたい人が居ないかと家族に声を掛けるのがものすごくイラっと来た。
もちろん私はお茶の一煎目が危険だとか思わないし、自分でいれたら飲むけれども、父が自らは農薬入りだから飲みたくないと思っているものを、他人に飲ませるという行為はいかがなものか。
「一煎目はささっと捨てれば良いじゃないか」とずっと言ってたけれども、父も「一煎目を危険だと思わない人が飲めばいい。」と言う。

二つ言いたいことがある。
たとえば一煎目は好みの味ではない、自分は二煎目が好みだからだれか一煎目を引き受けてって言うならわかるが、一煎目は農薬入りだから自分は飲みたくないからだれか引き受けてって言うって他人はどうなっても良いと言うことなのかな?って思う。

それから自分は一煎目だって農薬なんて入ってない、危険じゃないと思って自ら入れたのを飲んで、父には二煎目をあげるってなら判るけれども、一煎目を危険だと思ってる父がそれがもったいないからと飲んでくれる人を探すってのは違うのではないかって事。

まあ父の言い分が全然おかしくないし腹も立たないって人は大勢いるかもしれないけど。

私はそれを「毒入り危険茶」と呼んで「お父さんは毒入り危険茶を人に飲ませても罪悪感が無いんだね。」ってずーっと言ってた。
どんなにこの「だれか一煎目を飲まないか」という声掛けが不愉快だと言っても絶対止めなかった。
私も私で、父に声かけられたら「要らない」と言っておいて父が飲んだ後に茶葉を変えて一煎目を飲めばよかったと思いますから、どっちもこだわりが強かったのねと思います。

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